「士魂商才」という言葉
はじめまして。
弁護士になって数年が経過し、自分がなりたい弁護士、自分がしたいことを行うためには、今のままでよいのかと自問自答し、独立の準備を始めることにしました。
しかし、法律事務は数多くこなしてきたものの、経営やSNSについては、ズブの素人。
特に、インターネットでのSNSの発信などはほぼしたことがないため、どのようにしていけばよいか日々の仕事に加えて、まさに勉強中です。
数時間調べただけでも学ぶべきことはあまりに多きため、少しでも前に進むためにブログをはじめました。
私は地元である関西・大阪での独立を目指しています。
人生のほぼすべてが、関西の方々にお世話になってきたこと、徐々に人口も減っているとしても、大阪が好きで、大阪の人々の幸せにつながるような仕事をしていきたいと思っています。
ところで、独立するためには、経営者の視点を勉強しなければならない。
私が法律家として、事業をしていく中で何を大切なのかを考えなければならないと勉強を始めると、
士魂商才
というワードが心に留まりました。
大変恥ずかしながら、私は経営については疎く、渋沢栄一氏のことなどを深く知っているわけではなく、論語等に詳しいわけでもありません。
武士道や商才に精通しているわけでもないのですが、侍の魂を持って商売人の才を発揮せよとの姿勢にはとても心が引かれるものがありました。
弁護士業界においては、多くの弁護士や事務所がどのようにして依頼者の利益を守るか、正義を達成するかという視点と共に、事務所、事務員のため、経営の安定させるかを常に思考錯誤しながら取り組んでいます。
一方で、どちらかに傾きすぎ、経営が苦しいところがあることや利益を追求したために正義が犠牲とされてしまうこともあり得てしまうこともまた事実なのでしょう。
事務所を立ち上げ、経営していくといったことは困難な道であるのでしょうが、
私は、他の先輩方と同じように、私自身が弁護士や人として何をしたいのか、社会に何が求められているのか、社会に必要とされる何をするのかを考えていきたいと思っています。
その中で、ひとつの指針として、「士魂商才」という意味を理解し、大切にしていきます。